「芸術」と「遊び」による、豊かな暮らしと平和な社会を創造することを目指して 

08 病児の遊び支援

小児病棟での遊びのボランティア


医療の現場でも、おもちゃと遊びが活躍します。
子どもは遊びを通して成長するといわれるように、病気の子どもにとっても健全な成長・発達のための遊びは欠かせません。病気の子どもたちが遊ぶことで少しでも苦痛や緊張を忘れて、毎日の療養生活を楽しく豊かなものになるようにという願いを込めて、国立成育医療研究センターをはじめ、首都圏数カ所の病院での活動や、日本中の病院を巡回する「ホスピタル・トイ・キャラバン」などさまざまな活動しています。


ホスピタル・トイ・キャラバン

病院専用の移動型おもちゃ美術館。ボックスに世界のおもちゃを詰め込み、おもちゃの専門家が全国の小児病棟に届けます。病気の子どもとその家族だけではなく、医師や看護師の方にも遊んでいただき、遊びの重要性の認識を高めていただき、継続的な遊び支援につながるようにしていくのも活動の狙いです。

過去開催実績
2011年度: 神奈川県立子ども医療センター、東京西徳洲会病院、沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
2012年度: 国立国際医療研究センター、東京女子医科大学大学、千葉大学付属病院、豊橋市民病院
2013年度:長野県立こども病院、鹿児島県立大島病院
2014年度: 沖縄県立南部こども医療センター、福島県相馬市公立相馬総合病院
2015年度: 大分県立病院小児病棟、埼玉医科大学国際医療センター(助成元:アステラス製薬株式会社)。


病児の遊びとおもちゃケア(公開セミナー)

毎年3月成育医療研究センター講堂にて開催2016.3.6 開催予定
● 病児の遊びとおもちゃケア~沖縄フォーラム 2014.6及び2015.11開催。


病児の遊びとおもちゃ 活動場所

国立成育医療研究センター おもちゃライブラリー
診療に来ているお子さんであれば、誰でも利用でき、また、許可があれば入院している場合でも利用できます。
発達に遅れがあったり、病気のために遊びが上手くできないといった場合でも、たくさんあるおもちゃの中から、ひとりひとりに合った遊びを見つけて楽しく過ご していただいています。予約制ですが、親子でゆっくり過ごしてもらっています。
病児の親向けの手作り教室や、パペットの「ぱくばくちゃん」、胡桃の小さな人形「くーちゃん」の制作なども行っています。

順天堂大学医学部小児科
療養生活を営むお子様を対象に、医療のみならず子どもの発達や育児に焦点をあてた活動で10年目になりました。お子様・親御様と、スタッフと一緒に遊ぶ中で、その子の発達力を保証し、そしてその次につながる遊びを共に探検しながらわくわくするような遊びを展開しています。

 

千葉大学医学部附属病院
おもちゃコンサルタントやプレイリーダーの資格をもつ遊びのボランティアが活動しています。病棟保育士と看護学研究科の学生が企画する遊びの時間に参加したり、自ら遊びを企画することもできます。ボランティアの導入は2010年からですが、徐々に活動の幅を広げております。

 

神奈川県立こども医療センター
「シャボン玉」というグループ名で、外来プレイコーナーと病棟プレイルームに「おもちゃの広場」を開催し、スタッフが遊び相手となり、病気のお子さんとご家族の遊びの支援をしています。病棟ではベッド・サイドで個別の遊びも行っています。

 

中川の郷療育センター
通院してくるお子さん達と待合室で診察・リハビリを待つ時間、おもちゃで遊ぶ活動をしています。また、年2回春・秋に「中川の郷あそびとおもちゃの広場」を開催し、リハビリの先生と一緒に、手遊び歌や手作りおもちゃで楽しく過ごしています。

 

杏林大学医学部付属病院
遊びの広場『杏っ子広場』を月1回開催しています。子どもたちだけでなく、医師や看護師、保育士など医療スタッフも多数関わります。ふれあい遊びや手作りおもちゃの時間も設けています。病棟(入院児との遊び)での活動も可能です。

 

 

東京医科歯科大学附属病院
チャイルドライフスペシャリストの村瀬有紀子さんのもとで、 病棟プレイルームで、入院しているお子さんと楽しく遊んでいます。


東京女子医科大学
院内学級「わかまつ学級」に通う入院中の子どもを対象に、伝承遊びやおもちゃの紹介、手作りおもちゃを行っています。


10年

「病児のあそびとおもちゃのケア」という公開セミナー開催が、昨年で10年の節目を迎えました。今後もさらに10年、20年とおもちゃと遊びの力によって、病院内外で多くの親子に関わっていければと思います。

↑ PAGE TOP