東京おもちゃ美術館
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メッセージ
多田 千尋 認定NPO法人日本グッド・トイ委員会 理事長・東京おもちゃ美術館 館長・主催者代表

2013年度から開催されている全国木育サミット。木育の最新情報の発信源であるこの大会を、豊富な森に囲まれた街、塩尻にて開催できることを大変喜ばしく思います。くらしの中に、社会の中に木を取り入れよう運動であるウッドスタートに参画してくださる市町村・企業が一堂に会することは、木育に大きなエネルギーを与えます。
日本グッド・トイ委員会はウッドスタートの目的を「木を通じた家族応援」であることを明確にいたしました。木を使い、木と遊び、木と触れ合うことで、森林とくらしが結びつき、家族がより幸せになっていくことを推進します。そのサポーターが結集し、知恵比べをしていくことは、サミットの名に相応しい集いとなります。多くの方々のご参加を期待しております。

小口 利幸 塩尻市長

「第3回全国木育サミット」が、本市において開催されますこと大変嬉しく存じます。
本市は、平成25年度にウッドスタートを宣言し、本年度から新生児への木のおもちゃプレゼントを開始するなど、木育に関する取り組みを進めています。また、市の総面積の約8割を占める豊かな森林の恵みを生かし、木のぬくもりを感じながら暮らしていけるまち「選ばれ続ける田園都市」を目指しています。
今回のサミットが、木育の今後を考える機会となることを期待いたしますとともに、多くの皆様のご来場を心からお待ちしております。

山田 正治 塩尻商工会議所会頭

初の地方開催となる「第3回全国木育サミット」が塩尻で開催されることになり、大変光栄に思っております。
5年目となる「木育フェスティバルイン信州しおじり」を中心に、塩尻市のウッドスタート事業も始まり、徐々に市民の認知度を上げてきている中で、「日本ど真ん中」を称するこの地に全国の木育関係者が集まり、有意義な情報交換が行われ、人的ネットワークを構築することで、さらに木育が全国的な拡がりを見せるような起爆剤になればと願っております。
皆様の笑顔と出会うために塩尻流のおもてなしでご来場をお待ちしています。

【PICK UP】
 特別公演
「心に木を植える」 C.W.ニコル

環境問題や海洋哺乳類の調査など、世界中の国々で様々な問題に取り組み、また長野県の「アファンの森」の再生活動などで著名な同氏をお招きし、第3回木育サミットの特別公演として、豊富な経験に基づく「木のこと、森のこと」をお話いただきます。

C.W.ニコル 作家・ナチュラリスト。
英国ウェールズ生まれ。17才でカナダへ渡り、その後、カナダ水産調査局北極生物研究所の技官として、海洋哺乳類の調査研究にあたる。エチオピア帝国政府野生動物保護省の猟区主任管理官、カナダ水産調査局淡水研究所の主任技官などの経歴を経て1980年より長野県黒姫に居を定め、自ら荒れた森を購入し、「アファンの森」と名付け、生態系の復活を試みる作業を開始する。2011年「アファンの森」が日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」に登録。

木育でつながる命と絆を、
「アルプスの麓」から考える。

木に親しみ、木を活かし、木と共に生きていく「木育」の活動を、多くの人に知ってもらうための木育サミット。今回は初の地方開催ということで、「アルプスの麓」長野県塩尻市から木育の最新情報を発信していきます。「くらし」、「あそび」、「まなび」の視点から木育を推進されている方々にその取り組みをご紹介いただくことで、木育を更に広めていくためのヒントをつかむ機会とし、また日本各地で木育に取り組む方々に一堂に会してもらうことで、木育の活動を行う人たちのネットワークを強化していくきっかけにしたいと思います。


「ウッドスタート」とは?

「木」を活用した子育て・子育ち環境を整備し、子どもをはじめとするすべての人たちが、木のぬくもりを感じながら、楽しく豊かに暮らしていけることができるようにしていく取組のこと。子育てサロンの木質化・木育化や、誕生祝い品に木製玩具をプレゼントする事業など、今、全国各地で地域材を活用した「木育」の取組が始まっています。特に本年度は企業と自治体の木育コラボレーションの実現に向けた「お見合い」を積極的に推進中です。

□参考情報

26自治体、12団

川上から川下までの様々な立場の人たちが一堂に会して円卓を囲み、木育を取り組んでいくための仕組み作りや協力体制の基盤作りを目指して様々な議論を行います。(※一部予定も含む)

約4,000個

日本中に支給された誕生祝い品の数です。赤ちゃんに新しく届いた木のおもちゃが生み出した笑顔の数は、さらに2倍、3倍と大きな数を産み出しています。